電車で騒ぐ4歳の双子…注意しても「つまんなーい」 母を救ってくれたのは?「こんなもので切り抜けられるとは」

近年「子連れの電車内でのマナー」に対する議論がSNSを賑わせています。

「電車で子供が騒いでるのを注意しない親、ムカツク」「子供が多少うるさいのは仕方ない。親も大変なので心を広く持ってほしい」など…思い通りにはいかない子供という存在にどう向き合うか--それは現代社会の一つの課題ともいえます。

そんな中、ある女性から「電車内で、マナー教育の難しさに直面した」というお話を聞くことができました。手段を模索する中、事態を救ったのは意外にも《母の〇〇》だったのです。

■電車で騒ぐ子供

Y香さん(30代・主婦)は焦っていました。4歳になる双子の子供達と、大きな公園に遊びに行こうと電車に乗ったら、車内で騒ぎ始めてしまったのです。

普段から公共交通機関では静かにしようと教えており、このときも子供達に「電車では静かにしていよう」「声のボリュームを下げようね」と繰り返し伝えたY香さん。…ですが、子供が大人の言葉を何でも聞いてくれるなら、世の親御さんたちは苦労しないでしょう。Y香さんの言葉もむなしく、「つまんなーい」「あとどれくらいでつくのー」の大合唱になってしまいました。

■最終手段、スマホor降車?そのとき事態は動いた!

悩むY香さん。今、自分のスマホを双子に与えてゲームをさせたら、静かに目的地まで行けるかもしれない。でも、果たしてそれは子どもたちの教訓になるのだろうか。しつけのためにもここは「電車で静かにできないんだったら、降りるからね」と降車したほうが…?考えていると、息子が驚いたように声を上げました。

■「あ!ママの手、何これ!?」

息子はY香さんの手を取り、そこに浮かび上がる血管を不思議そうに見ていました。アラサーになった今、若い頃より少し浮き出てきた気がする、手の甲の青い筋。息子は興味津々でY香さんの手を見つめ、娘は「青いのがくっついてる…!」と声を漏らします。先ほどの騒がしさはどこへやら、双子は静かに手の観察をはじめたようです。

わかる、人体って神秘的だよね…。でもさ。君たちとは毎日手を繋いでるのに、今更気づいたのかい?母の手に浮かぶ、血管の存在に。

■こういう日もある…

「気付けば、目的の駅に到着していました。子供達が騒いで、言うことを聞かなかったときはどうしようかと思いましたが、まさか手の血管で切り抜けられるとは思いませんでしたね。ふふふ」と、思い出し笑いをしてしまうY香さん。

「しつけの面で言うとまだまだですが、子供達は4歳。少しずつ話が通じるようになってきたところです。ゲームをさせたりおやつをあげたりするのも、良い手段でしょう。暇や空腹に対して、子供は大人より正直ですからね。だけどそれだけでなく、“公共の場では静かにしよう”と日ごろからしっかりと伝える。そういう親でありたいですね」と語られました。

   ◇   ◇

他にも「子供と電車移動しているとき、こんなことがあった!」という声が集まりました。

Tさん(40代・女性・会社員)

5歳差の兄弟と電車に乗っていると、弟の方が「次は何駅?あと何駅で着くの?」と必ず聞いてきます。兄は電車好きなので「次は~〇〇~」と車掌アナウンス風に答えてくれます。母の私よりたくさん駅名を覚えていると思いますね。弟もぐずらず楽しく移動できて助かっています。

Oさん(20代・女性・パート)

2歳の子供と新幹線で長時間移動。途中まで寝てくれていたんですが、起きてぐずり始めてしまいました。デッキに移動しようと考えたとき、隣に座っていたおばさんが、子供に渾身の変顔を見せてくれました。子供をあやしたい!というお気持ちが純粋に嬉しかったです。ちなみに子供は無反応でした。

Mさん(30代・男性・自営業)

子供がぐずって泣いてしまったとき、知らないおじいさんが「これでも食えぇ」と、アメを差し出してきました。まだ1歳だしあげられない…と丁寧にお断りしましたが、話しかけてくださることで「人に迷惑をかけてるんじゃないか」と焦る心が救われましたね。

   ◇   ◇

Y香さんは手の血管で切り抜けましたが、「電車内の人が好意的なアクションをしてくれて助かった」という声も多く寄せられました。

SNSでは騒ぐ子供への批判的な意見も少なくありませんが、一方で「小さな命の成長を見守る社会にしたい」という思いが広がっているのを感じますね。

   ◇   ◇

◆はいどろ漫画 日常の事件や、身近なスカッと話をお届け!【はいどろ漫画】のInstagramで連載漫画を描いてます。

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