猫は警戒心が強く飼い主にもなかなか懐かないというケースが多く見られます。何年一緒にいても気を許してくれない子もいるようで、筆坊日記さんが飼っている黒猫の筆坊ちゃんも、まさにそんなタイプです。X（旧Twitter）の投稿『うちの猫は様子がおかしい。まとめ③』では、筆坊ちゃんとのユーモラスな日々が描かれています。

筆坊ちゃんは、飼い主である筆坊日記さんと暮らしているものの、警戒心がとても強く、布団にも入ってきてくれません。寂しい思いをすることもある筆坊日記さんですが、筆坊によって布団の周りにおもちゃが並べられたり、寝起きは首に吸い付いたりと愛情表現をしてくれることもあります。

触られるのが苦手な筆坊ちゃんは、爪切りも一苦労。寝ている間にそっと切っても、少しずつしか切れず、最終的には起きて怒られてしまいます。そんな筆坊は、なぜか一緒に暮らしていない妹には触らせることを許可しています。

爪切りに苦戦していた筆坊日記さんは、これ以上嫌われたくないからと、筆坊に気に入られている妹に爪切りをお願いします。すると爪を切られて怒ってはいるものの、筆坊日記さんの時のように攻撃したり逃げたりせず、大人しくしています。そんなクスッと笑える筆坊との日常について、筆坊日記さんに詳しく話を聞きました。

ー筆坊ちゃんは飼い始めてどれぐらい経つのでしょうか？また飼い始めた経緯を教えてください。

飼い初めて1年ちょっとですね。1人でスーパーの裏に潜んでいたところを保護されたそうです。その頃から自我が強く、マイペースな性格だったと聞いています。

ー首に吸い付いてくる姿が印象的ですが、これは初めからだったのでしょうか？吸い付かれると痛いのでしょうか？

来たその日からです。当時は子猫で吸う力も弱かったのですが、日に日に強くなり、今は長時間同じところだと痛いですし痕も残ります…。さりげなく位置をズラして攻防していますが、いつもバレて戻されます（笑）。

ー妹さんに懐いている理由について、何か思い当たることはありますか？

「妹＞私」の力関係を見抜いて、その間に入って「妹＞筆坊＞私」となってるのかなと思いますね。動物病院に行くときはゆっくりしていられないので、私が筆坊をキャリーに入れて運んでると筆坊は「おい！話が違うじゃないか！上下関係！」と言いたげに暴れて怒っています。

（海川 まこと／漫画収集家）