51歳GACKT 脳内は仙人の境地? 恋人との不毛な争いを経てたどり着いた悟り 「もう怒鳴るのは止めようと」
令和発の不良映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(1月31日全国公開)で最も驚くべきことは、御年51歳とは思えぬGACKTの瑞々しい若々しさだ。
見た目はまるで30代。逆サバ読み疑惑を御本人に問いただしたところ「頭の中は80歳を超えている」という斜め上をいく答えが返って来た。
■キレまくっていた若気の至り
「実年齢に比べて肉体的に若いと言われることはあるけれど、ボクは頭の中がかなり歳をとってしまっている。若さとは危うさでもあって、後先考えずに突っ走って意味なくキレたり暴れたりするものだけれど、それが今のボクには全くない。気持ち的には80歳の感覚」
「怒鳴らない」と決めたのは今から約10年前の40歳の頃。それまでのGACKTは感情の起伏が激しく、あらゆるものに怒り、荒ぶる性格を持つキケンな人間だったらしい。
「仕事においても私生活においても、自分でもどうしてあんなにキレていたのか不思議なくらい2、30代の頃はめちゃめちゃ暴れまくってた。それが40歳になった時に『怒鳴るのは止めよう』と決めた。急に決めたから最初は感情の赴くままに大きな声を出したい衝動にかられたけれど、必死に抑えて我慢した。いや、我慢というか『しないと決めた』ことを実行し続けた、と言った方が正しいかもしれない」
■愛する人と傷つけあう虚しさ
きっかけは、当時付き合っていた女性とのエモーショナルな衝突だった。
「その子もボクにソックリで喧嘩になると常に情熱的な諍いになって、ボクもそれと同じボルテージで向かっていった。最終的にはお互いに大爆発して残るのは悲しみだけ。愛しているはずなのにどうして傷つけ合わなければいけないのか?そう苦悩した時に、これって無意味だよなと思った。だったらもう怒鳴るのは止めようと。感情に振り回されるのはこれで終わりだと」
すると不思議なことに、あらゆることがスムーズかつシンプルに考えられるようになった。
「恋人、友達、仕事関係者も含めて、昔は何かあると『何故?』『どうして?』と変わらないものに対して怒って時間を割いていたけれど、『ダメだな』と思ったら自分の頭を切り替えて無駄なものや人に時間を使わないようにした。ある種の悟りの境地とでもいうのかな。だから今のボクはとても穏やか。時々『7、80歳の人ってこんな感じなのかなあ』と思ったりするくらい」
実年齢51歳、脳内年齢80歳のGACKTは実感を込めながら、仙人のような静かなトーンでこう締めくくる。「他人を変えるのは時間もかかるし、とても難しい。でも自分が変わるのは簡単だよ。決めて行動すればいいだけだから」
(まいどなニュース特約・石井 隼人)
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