ラファ住民10万人に退避要求 イスラエル軍、空爆実施

 【エルサレム共同】イスラエル軍は6日、作戦を行うとして、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ東部の住民に退避を要求した。軍によると、10万人規模。一部が退避を開始した。イスラム組織ハマス系列メディアは6日、軍がラファ東部を空爆したと伝えた。イスラエルとハマスは戦闘休止や人質解放を巡る間接交渉を続けているが、難航している。今回の作戦が軍が進めるラファ地上侵攻の準備かどうかは不明。間接交渉でハマスに圧力をかける駆け引きの可能性もある。

 ロイター通信によると、バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は6日、電話会談を実施し、ラファ情勢について協議した。

 イスラエルのガラント国防相はオースティン米国防長官と電話会談し「ハマスがイスラエルの提案を拒否している」と訴えた。ネタニヤフ氏は合意に達するかどうかにかかわらず、ラファに侵攻すると明言している。

 ハマスは5日、エジプトで2日間開かれた間接交渉が終了したと表明した。交渉は平行線をたどり、ロイター通信は「崩壊寸前」と報じた。

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