パナ、五輪スポンサー終了 12月末、IOCと契約更新せず

 大阪府門真市のパナソニック本社
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 パナソニックホールディングス(HD)は10日、国際オリンピック委員会(IOC)と結ぶ五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を更新しないと発表した。2024年12月末で契約満了となる。経営環境や業容の変化に応じて支援の在り方を検討する中、今回の判断に至ったとしている。

 IOCの最高位スポンサーは、コカ・コーラやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)といった世界的な企業が名を連ねる。日本勢はパナソニックHDのほか、トヨタ自動車とブリヂストンが務めるが、トヨタは今夏以降、五輪は終了する一方、パラリンピックは継続する方向で調整している。

 パナソニックグループは1987年から五輪のスポンサーを務めてきた。2014年からはパラリンピックも加わった。パナソニックHDの楠見雄規社長は「これまで37年間、協賛活動を通じて多くの価値ある経験を積み重ね、世界中のスポーツファンやアスリートの方々との絆を深めることができた」とのコメントを出した。

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