イスラエル、レバノンに地上侵攻 18年ぶり、本格的な直接衝突か

 9月30日、レバノン国境地帯のイスラエル側に集結したイスラエル軍用車(ゲッティ=共同)
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 【エルサレム共同】イスラエル軍は親イラン民兵組織ヒズボラを掃討するためレバノン南部に地上侵攻した。軍が1日、発表した。対象を絞った「限定的」な作戦と主張している。侵攻は2006年7月以来、約18年ぶり。昨年10月に始まったパレスチナ自治区ガザの戦火が拡大した。イスラエルはイスラム組織ハマスと共闘するヒズボラに対し、本格的な直接衝突も辞さない攻勢へと踏み切った。

 軍報道官は1日、レバノン南部で激しい戦闘が起きていると、X(旧ツイッター)で明らかにした。ヒズボラはイスラエル北部へ砲撃したと主張し、応戦する構え。

 米国防総省によると、オースティン国防長官は9月30日、イスラエルのガラント国防相と電話会談し、レバノン国境付近にあるヒズボラの「攻撃用のインフラ」を破壊する必要性で一致した。

 イスラエル軍はレバノンの首都ベイルート南部などへの空爆も続けている。レバノン保健当局の10月1日未明の発表によると、過去24時間で95人が死亡、170人以上が負傷した。

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