石破首相、政治改革実行に決意 賃上げへ今月政労使協議

 石破茂首相は11日夜、第2次内閣発足を受けて、官邸で記者会見を開いた。先の衆院選での自民党敗北を巡り「自民は今度こそ、国民政党として生まれ変わらなければならない」と強調。派閥裏金事件を受けた政治改革実行に決意を示した。経済対策に関し、次期春闘での賃上げと最低賃金引き上げに向けて今月にも政労使の意見交換を開催すると表明した。

 政治改革について、使途公開不要な政策活動費の廃止に関し「早期に結論を得るべく、私自身、誠心誠意尽力する」と言明。政治資金収支報告書のデジタル化を進めることで「誰でも内容を容易に確認できるデータベースを構築する」と語った。月額100万円の調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開などについて早急に結論を示すと訴えた。

 停滞する経済を打ち破る起爆剤は地方の産業にあると指摘。女性や若者に選ばれる地域について議論するため、地方創生を議論する有識者会議メンバーに女性や30歳代の委員を起用する方針を示した。

 マイナンバーカードに保険証機能を持たせたマイナ保険証の利用促進を表明。

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