三笠宮妃百合子さま逝去 101歳、皇室最高齢
三笠宮妃百合子さまが15日午前6時32分、入院先の東京都中央区の聖路加国際病院で亡くなられた。現在の皇室最高齢で101歳だった。宮内庁が発表した。上皇さまの叔母に当たる。太平洋戦争開戦直前に結婚して皇室に入り、夫の三笠宮が2016年に100歳で亡くなるまで75年間連れ添った。公務では社会福祉法人「母子愛育会」の総裁を長年務め、出産や育児に携わる人たちの支援に尽力した。
宮内庁は葬儀の日取りや場所を検討する。皇室の構成は16人となった。
百合子さまは脳梗塞と誤嚥性肺炎で3月3日から入院し、治療を続けていた。今月7日の検査で、心臓や腎臓など全身の機能が低下していることが分かった。
百合子さまは1923年6月4日、高木正得子爵の次女として生まれた。女子学習院本科を卒業し、41年10月に昭和天皇の末弟三笠宮と結婚した。5人の子に恵まれた。
2002年に三男高円宮、12年に長男寛仁親王、14年に次男桂宮が亡くなり、息子全員に先立たれた。