大関琴桜が初V、来場所綱とりへ 14勝1敗、相星の豊昇龍下す

 大相撲九州場所は24日、福岡市博多区の福岡国際センターで千秋楽を迎え、東大関琴桜(27)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が14勝1敗で初優勝を果たした。西大関豊昇龍との相星決戦をはたき込みで制した。来年1月の初場所で琴桜は、13勝2敗で優勝に準じた豊昇龍とともに横綱昇進に挑む。

 佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男の琴桜は今年1月の初場所後に大関昇進。5月の夏場所から祖父で先代師匠の元横綱琴桜からしこ名を受け継ぎ、大関在位5場所目で初の賜杯を獲得した。今年は初の年間最多勝も達成。9年前に初土俵を踏んだ九州場所で悲願を達成し、飛躍の一年を締めくくった。

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