ロシア潜水艦が接続水域航行 与那国と西表間で初確認

 防衛省統合幕僚監部は3日、ロシア海軍の潜水艦など2隻が同日、沖縄県の与那国島と西表島の間の接続水域を航行したと発表した。ロシアの潜水艦による同海域の通過確認は初めて。防衛省は「日本周辺で活発なロシアの活動全般について懸念を伝えている」としている。

 統幕によると、3日午前8時ごろ、与那国島の南約50キロの海域を航行する潜水艦と救難えい船を確認。2隻はその後、北東に進み、接続水域を通過した。潜水艦は浮上した状態で、領海侵入などはなかった。海自の補給艦「はまな」やP3C哨戒機が警戒監視に当たった。

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