中国・蘇州切り付け、初公判開く 日本人母子けが、昨年6月発生

 【上海共同】中国江蘇省蘇州で昨年6月に日本人母子が切り付けられて負傷した事件で、起訴された中国人の男の初公判が9日、蘇州市中級人民法院(地裁)で開かれた。在上海日本総領事館が明らかにした。

 男は50代。発生現場で拘束され昨年11月に起訴された。当局は罪名や詳しい犯行動機を明らかにしていない。日中関係筋によると、男は仕事や家族がなく孤立感を深めていた。

 事件は昨年6月24日、本人学校のスクールバスを停留所で待っていた30代女性と未就学の男児が刃物で切り付けられた。男を止めようとしたバス案内係の中国人女性胡友平さん=当時(54)=が刺され、死亡した。

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