万博パビリオンの予約開始 抽選形式、開幕まで3カ月
大阪・関西万博の開幕まで3カ月となった13日、パビリオンやイベント予約の抽選申し込みが始まった。158カ国・地域が集う祭典の成功に向け、日本国際博覧会協会(万博協会)はこれまで低調だった入場券の販売加速に期待する。展示の詳細がいまだ明らかになっていないパビリオンも目立ち、会期前半の集客へ発信を強化できるかが焦点になる。
13日に始まったのは、来場日時予約をした日の3カ月前から2カ月前の前日まで受け付ける「2カ月前抽選」。「日本館」や「大阪ヘルスケアパビリオン」、「オーストラリア館」といった国内外30以上のパビリオンのほか、4月13日の開幕日に予定する人気歌手Adoさんのライブもある。予約できる対象を順次増やし、開幕に向けた機運盛り上げを目指す。
入場券の価格に差をつけ、会期中いつでも入場できる前売りの「早割1日券」の6700円に対し、4月26日までの「開幕券」が4千円、7月18日までの「前期券」が5千円と割安に設定した。会期中に販売する1日券は7500円。