東京都の小池百合子知事は２日、７日に期限を迎える新型コロナウイルス緊急事態宣言の解除に慎重姿勢を示した。

　首都圏の埼玉、千葉両県知事も同様の見解を表明している。菅義偉首相は５日にも政府対策本部を開き、宣言解除の要否を判断する構えだ。

　小池氏は、新規感染者数の減少ペースが目標に届いていないとして「もう１段（対策の）ギアを上げないと間に合わないのではないか」と懸念を示した。

　フリーアナウンサー・宮根誠司が３日、読売テレビ「情報ライブ　ミヤネ屋」に出演。東京都の新たな新型コロナウイルスの感染者が３１６人と発表されたことについてコメントした。

　「これさらに（感染者を）減らせ、って言われると…１４００万人の東京都、そこに１都３県があって、この人口密集地の中で、もう１回締め直せ、って言われてこれ以上果たして減らせるものなのか」

　問題は「ギアの上げ方なんですよ。徹底的にギアあげるんだったら、休業要請して、それなりの補償してあげればもう一段ギアあがると思うんですよ。（でも）このままだと一緒ですもんね」と指摘していた。

　極楽とんぼの加藤浩次が３日、日本テレビ系「スッキリ」で、東京都の小池百合子知事が、７日に予定されている緊急事態宣言解除について「もう一段階ギアを上げないと間に合わない」などと語ったことに、ギアを上げる具体策を提示するよう求めた。

　「緊急事態宣言を続けると、一都三県の知事の意見がまとまって、延びるとするならば、じゃあ、今のまま続けてギア上げましょうと。ギア上げましょうと言われても、こっちはわかりませんよ。やることはやってきたから」