選挙ハラスメントで書類送検 中傷の疑い、福岡県議会が告発

 昨年4月投開票の福岡県議選で、1人の候補者に関するでたらめな内容の主張を集会で述べ、中傷したとして、県警が8日、公選法違反(虚偽事項の公表)の疑いで、対立候補を支援していた同県筑後市の70代の男性を書類送検したことが、関係者への取材で分かった。「選挙ハラスメント」に当たるとして、県議会が刑事告発していた。

 関係者によると、中傷を受けたのは自民党の蔵内勇夫県議(70)で、当選した。現在10期目。書類送検容疑は23年3~4月の選挙期間中、支援する対立候補の集会で、蔵内氏が違法行為に関与したとの趣旨の発言をした疑い。

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