告発者の私的情報漏えいか 兵庫知事側近、県調査検討

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡り、作成した元県幹部の男性に関する私的な情報を漏えいした疑いがあるとして、県が斎藤氏の側近だった井ノ本知明前総務部長=総務部付=らへの調査を検討していることが分かった。斎藤氏は29日、調査に向け人事課が弁護士と協議中だと記者団に説明。漏えいへの自身の関与は否定した。

 男性は7月に県議会調査特別委員会(百条委員会)の証人尋問を受ける予定だったが、同月7日に死亡。その約1週間前にプライバシー配慮を訴えるメールを関係者に送っていた。県は一連の経緯について、外部弁護士に調査を依頼する方針。

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