孤立登山者の救助開始 ヘリ搬送、静岡のり面崩れ

 静岡市葵区の林道をふさいだ19日ののり面崩落で、孤立した登山者らを救助するためヘリコプターによる搬送が20日、始まった。市によると、下山を希望する約100人を同日中に搬送する見通し。けが人などはいないという。

 市は、幅約4メートルの道路をふさいでいる土砂約700立方メートルの撤去も進める予定で、まずは徒歩で通行できるようにする。

 崩れたのは2022年9月の台風15号で被災し、復旧工事をしていた現場付近で、19日午前に通報があった。当初、登山者やリニア中央新幹線の工事作業員ら少なくとも148人が孤立したとしていたが、市が改めて確認したところ約180人であることが分かった。

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