指示役は「大谷」と「松本」 連続強盗、カード処分や隠滅指示

 東京都と埼玉県の連続強盗事件で、同県所沢市の事件で奪われたクレジットカードを使おうとして詐欺未遂容疑で逮捕された男が、「大谷と松本と名乗る人物から指示された。カードを捨てるよう言われ捨てた」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。指示役が証拠隠滅を図った可能性がある。9月末の東京都練馬区の事件から5日で1週間。警視庁と県警は指揮系統など全容の解明を急ぐ。

 「金を出せ」。9月28日午前2時過ぎ、練馬区の住宅。男らが1階窓ガラスをたたき割り、高級腕時計ロレックスやオメガを奪って逃げた。男らは交流サイト(SNS)で闇バイトに応募し、数時間前にファミリーレストランに集まった際が初対面だったとみられる。

 この事件の後、3日以内に東京都国分寺市と所沢市の事件が続いた。9月18日に発生したさいたま市の事件も関連が浮上。いずれも未明に発生しており、窓ガラスを割って住宅に押し入ったり、住人を粘着テープで縛って金品を奪ったりと事件ごとの共通点も多い。

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