スマホ処分、強盗指示役命令か 埼玉の事件で逃走し逮捕の男

 8日未明、埼玉県警所沢署に入る森田梨公哉容疑者
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 首都圏の連続強盗事件で、埼玉県所沢市の事件の実行役として強盗致傷容疑などで逮捕された住所、職業不詳の森田梨公哉容疑者(24)が、逃走中に事件で使用したとみられるスマートフォンを処分していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。県警は指示役の命令だったとみて捜査している。

 捜査関係者によると、容疑者は1日、所沢市の事件後に東京都内や埼玉県内をタクシーで転々とし、JR大宮駅でスマホをコインロッカーに入れた。鍵の受け渡しが必要ないロッカーで、別の男がその後スマホを回収する一連の様子が駅の防犯カメラに写っていた。

 容疑者は大宮駅から新幹線で仙台駅へ移動。翌2日には、北海道へ逃走したとみられる。7日に新潟県柏崎市で確保された。

 森田容疑者を含む実行役とされる男4人の身分証が、現場付近で押収された車の中で見つかっていたことも新たに判明。県警は事件現場に落とすなどして男らの身元が特定されるのを防ぐため、車内に置いたままにするよう指示を受けたとみている。

 県警は9日、森田容疑者を送検した。

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