高知市教育長、プール事故で辞職 水泳授業で小4男児死亡、引責

 高知市は16日、市立小学校の4年男児が7月に水泳授業中に死亡した事故を巡り、松下整教育長(62)が辞職すると発表。松下氏は記者会見し「教育行政のトップとして事故の責任を取る判断をした。(遺族に)本当に申し訳なく思う」と陳謝した。辞職は16日付。

 第三者による検証委員会が続く中での辞職となったが、松下氏は「事故直後からこの思いはあった。無責任だという意見があることは認識している」と話した。今後の検証委との関わりについては「ヒアリングの要請があれば協力したい」とした。

 事故当時、男児が通う小学校のプールは設備の故障で使用できず、水深がより深い近隣の市立中学校のプールで授業していた。

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