福島沖の魚出荷制限ゼロに クロソイ解除で2年ぶり

 政府は18日、東京電力福島第1原発事故に伴う福島県沖のクロソイの出荷制限を解除した。海産物で出荷制限が続いていたのはクロソイだけだったため、2022年2月以来、2年8カ月ぶりに対象魚種がゼロになった。県漁業協同組合連合会は水揚げ再開について協議する。

 原発事故による出荷制限は最大44種に及んだが、順次解除され20年2月に初めてゼロとなった。しかし、21年2月と22年1月にクロソイから食品衛生法が定める基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出。これを受け出荷制限と解除を繰り返したため、出荷制限ゼロになるのは今回3回目。

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