埼玉河川敷で強盗の被害車両発見 新たに侵入疑い2人逮捕

 首都圏で相次ぐ強盗のうち、千葉県市川市の住宅から女性(50)が一時連れ去られた事件で、奪われた軽乗用車が埼玉県川越市内の河川敷で見つかっていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。強盗致傷などの疑いで逮捕された高梨謙吾容疑者(21)が、神奈川県内の警察署に現れ関与を申し出た際、レンタカーを運転してきたことも判明。千葉県警で車の動きを分析する。

 県警は23日までに、同県鎌ケ谷市で80代女性宅に無断で入ったとして、住居侵入の疑いで、いずれも東京都の保育士前田祐一郎容疑者(25)と会社員河合優介容疑者(31)を逮捕した。他の強盗事件との関連を調べる。

 県警によると、前田容疑者は「X(旧ツイッター)で『資金調達』と検索し、見つけた相手と連絡を取った」と語り、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で犯行指示を受けたと供述。闇バイト絡みとみられる。

 2人の逮捕容疑は、何者かと共謀して14日午前2時10分ごろ、掃き出し窓から忍び込んだ疑い。物音に気付いた住人が「誰だ」と叫ぶと、侵入者は逃げた。

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