ヨギボー会長らパワハラで提訴 男性社員、適応障害を発症

 ビーズソファなどを販売する「Yogibo(ヨギボー)」(大阪市)の木村誠司会長からパワハラを受け適応障害を発症したなどとして、40代の男性社員が24日までに木村氏と同社に計約1180万円の損害賠償や未払い賃金の支払いなどを求め大阪地裁に提訴した。

 現在休職中という原告の男性は24日、大阪市内で記者会見し「事実を認めて謝罪してほしい」と訴えた。ヨギボーは「パワハラの事実はなく訴訟で争う」としている。提訴は8月9日付。

 訴状によると、男性は2020年7月に入社。23年に木村氏らと海外出張に行った際、通訳として雇用されていないにもかかわらず「100%の通訳」をするよう迫られ、限界があると説明すると「おまえなめてんのか」「俺を誰だと思ってるんだ」などと暴言を受けたり、長時間叱責されたりした。

 その後体調不良で先に帰国したことが職場放棄に該当するなどとして、降格や出勤停止の懲戒処分を受けた。また月100時間超の時間外労働(残業)もあり、適応障害を発症したとしている。

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