能登地震、住宅被害9万棟超に 豪雨との二重被災で避難604人

 石川県は29日、能登半島地震による住宅の損壊被害が9万1110棟で確認されたと発表した。9月の記録的豪雨による住宅の倒壊や浸水などの被害は1752棟で発生。調査中のため、さらに増える可能性がある。地震と豪雨の避難者は計604人に上る。

 輪島市は、地震被災者のために整備を予定していた仮設住宅2897戸が、29日までに全て完成したと明らかにした。豪雨被災者向けの仮設住宅は建設中で、住民の避難生活は解消の見通しが立っていない。

 避難者数の内訳は公民館など1次避難が488人、ホテルや旅館など2次避難が116人。

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