横浜、女児にわいせつ元担任有罪 市教委の一般傍聴妨害の対象事件
横浜市の市立小学校で小学2年の女児に抱き付くなどしたとして、不同意わいせつの罪に問われた元担任教諭の70代の男に、横浜地裁(菅野裕希裁判官)は6日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。横浜市教育委員会が職員を大量動員して一般の傍聴を妨げた問題の対象事件だった。
菅野裁判官は判決理由で、ドアを閉めて2人きりになった教室で、当時7歳の女児に抱き付いたと指摘。女児に口止めしたのは後ろめたさがあったためだとし「性的な意味合いが強い行為だと分かった上で行った」と不同意わいせつの故意を認めた。
一方、検察側はマスク越しにキスをしたと主張したが、意図的とまでは認められないとした。
判決によると、元担任教諭は2023年9月22日、教室で女児に抱き付き、頬を女児の頬に密着させるわいせつな行為をした。