1億円超脱税容疑で告発 千葉の建築会社、東京国税
貸付金を業務委託費に見せかけて1億円超を脱税したとして、東京国税局査察部が法人税法違反などの疑いで、土木建築請負業「三枝組」(千葉県茂原市)と、同社経理担当の三枝恵美子取締役(81)=同市=らを千葉地検に告発したことが7日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、他に告発されたのは事務機器販売会社「NEXT INNOVATION INC」の首藤弘・元実質的経営者(44)=住所不定、別の脱税事件で公判中。
告発容疑はNEXT社への貸付金を業務委託費と装って確定申告して約2億8800万円の所得を隠すなどし、法人税など約7900万円と消費税など約2800万円を脱税した疑い。