金品授受問題で20人を処分 名古屋市教委、教員団体などから
名古屋市教育委員会が教員団体などから人事の推薦名簿と金品を受け取っていた問題で、市教委は8日、関係した職員ら20人を減給や戒告などの処分にした。このうち6年間で280万円を受領した幹部職員は減給10分の1(1カ月)とした。坪田知広教育長は文書訓戒。
金品授受問題は、今年2月に発覚。市の調査検証チームが8月下旬にまとめた最終報告書によると、金品の授受は確認できた2017~23年度で計約2千万円に上り、少なくとも約20年前から続いていた。
市教委側は、幹部OBとの会食や教職員課内の飲食経費などに使っていたが、私的流用は確認されなかったという。