オリンパス元社長を書類送検 違法薬物譲り受けた疑い、警視庁

 違法薬物を譲り受けたとして、警視庁薬物銃器対策課は12日、麻薬特例法違反の疑いで、大手精密機器メーカー「オリンパス」(東京)のシュテファン・カウフマン元社長兼最高経営責任者=CEO=(56)を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 書類送検容疑は2022年9月~今年2月、東京都内でコカインや合成麻薬MDMAを複数回にわたり譲り受けた疑い。捜査関係者によると、コカインは1回につき0・1~0・2グラム、MDMAは1錠程度を受け取ったとみられる。容疑を認めている。

 オリンパスは10月28日、カウフマン氏の辞任を発表。取締役会が辞任を求め、同氏が応じた。

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