津波想定、三重大で避難訓練 学生や教職員ら1500人参加

 津市の三重大で15日、南海トラフ巨大地震による津波を想定した避難訓練が行われ、5学部の学生や教職員ら約1500人が参加した。伊勢湾から500メートルほどの場所にあるキャンパスは川も近く、津波に備えた訓練を毎年実施している。今年はドローンで被害状況を把握する訓練も新たに行った。

 訓練は三重県南部の熊野灘沖でマグニチュード(M)8・0の地震が発生し、約70分後にキャンパスに津波が押し寄せると想定。学内に放送が流れると講義が中断され、教職員の誘導で学生が4階以上の建物の屋上に上がり、放送から30分ほどで全員の避難が完了した。

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