ワイナイナ元選手を不起訴 駅員への傷害疑い、東京地検
東京地検は20日、東京都世田谷区の駅構内で男性駅員にけがを負わせたなどの疑いで書類送検された、ケニア出身のエリック・ワイナイナ元マラソン選手(50)を不起訴にした。理由を明らかにしていない。元選手はアトランタ、シドニー両五輪でそれぞれ銅と銀メダルを獲得した。
元選手は3月、東急田園都市線駒沢大学駅の構内で女性と男性駅員の顔を平手打ちし、駅員に軽傷を負わせた疑いで、5月に警視庁が書類送検した。同庁によると「酒に酔っていて覚えていないこともあるが、事実だと思う」などと話していた。
女性と電車内でスマートフォンの使用を巡りトラブルになり、駒沢大学駅で電車を降り、駅員が対応したという。