線路保守、ITで効率化 JR東、新型車両を公開

 JR東日本は22日、新幹線の線路を点検する新型の保守車両を、東京都北区の車両基地で報道陣に公開した。レールや枕木をカメラで撮影したり、レーザースキャナーで線路全体を測量したりして集めたデータをITシステムで分析し、補修が必要な箇所を自動判定する。目視点検の頻度を半分にするなど業務を効率化し、働き方改革にもつながるとしている。

 新型車両は、レール内部の傷などを測定する「スマートグリーン」と、枕木や分岐器の状態を調べる「スマートレッド」の2種類で、連結して使用する場合もある。来月から本格稼働し、将来は北海道新幹線や北陸新幹線のJR西日本運行区間での展開も検討する。

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