石川・能登で震度5弱 津波被害の心配なし
26日午後10時47分ごろ、石川県能登地方で震度5弱の地震があった。気象庁によると、震源地は石川県西方沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・4と推定される。日本沿岸で若干の海面変動の可能性があるが、津波被害の心配はないとしている。
震度5弱は石川県の輪島市と志賀町。同県羽咋市も震度5弱と考えられるが、記録が入手できていないとしている。
この地震で震度1以上の揺れは東北から四国の広範囲で観測した。26日夜は、震度5弱以降も能登半島では地震が相次いだ。
石川県で震度5弱以上を観測したのは、今年6月3日に5強の地震が発生して以来となる。
JR西日本によると、北陸新幹線は富山-金沢間で運転を見合わせた。
北陸電力によると、志賀町の志賀原発1、2号機に異常は確認されていない。
志賀町役場で宿直勤務中だった男性職員は「横揺れが20~30秒ほど続いた。住民からの電話が相次いだ」と話した。輪島市の仮設住宅で暮らす女性(87)は「携帯電話のアラートが鳴って起きた。心臓がバクバクして、怖くて眠れない」と不安そうな様子だった。