二重被災農家をサポート、石川 県と国、農協が連携
石川県などは28日、元日の能登半島地震と9月の記録的豪雨で被災した農家をサポートする「奥能登営農復旧・復興センター」を設置。国や自治体、農協などが連携し、二重被災に遭った農地の復旧や営農再開に向けた支援を強化する。
センターは石川県穴水町の能登農業協同組合(JAのと)本店内に設置。県や国の職員十数人が常駐する。早期復旧に向けた支援組織を求める被災者の声を受け、県が設置を決めた。センター担当者は「できるだけ年内に復旧の見通しを示し、少しでも多くの作付けにつなげたい」と述べた。
センターは今後、集落を巡回して被災状況を確認。農家ごとに作付け再開の見通しを示し、復旧計画を立案する。