札幌・ススキノの雑居ビル火災で意識不明の重体となり、放火の疑いが持たれている男(41)が、車でガソリンのような可燃性の液体を運んだとみられることが29日、捜査関係者への取材で分かった。北海道警は現場周辺で男が使ったとみられる車を発見。ビル付近までは人目につきにくい手段で運んだ可能性があり、道警は車の確認を進めている。
男はビル2階の店舗に勤める20代女性と別れ話でもめていたといい、バケツで液体を持ち込んだ疑いがある。捜査関係者によると、27日の現場検証で、焼け跡から溶けたバケツとみられるものが発見された。
火災は26日午後3時20分ごろ発生し、男女4人がやけどするなどした。