部下に「殺す」職員減給 宮古島海保、パワハラ認定
部下の男性職員3人に「ぶっ殺す」と暴言を吐くなどのパワハラをしたとして、第11管区海上保安本部(那覇)は29日までに、宮古島海上保安部(沖縄県宮古島市)に所属していた当時係長級の男性職員(58)を減給20分の1(3カ月)の懲戒処分にした。28日付。既に異動した。
宮古島海保によると、巡視船内で2022年5月~23年1月、ミスをした部下に「次やったらぶっ殺すぞ」「何度も教えているのになぜできない」などとの発言を繰り返した。被害者が23年2月、相談窓口に伝えた。
宮古島海保では昨年12月以降、パワハラによる懲戒処分が相次いでいる。喜志多健史部長は「指導を徹底し、信頼回復に取り組む」とのコメントを出した。