旭川市がいじめ再発防止策 精神科医活用や性教育推進

 北海道旭川市で2021年、いじめを受けた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が自殺した問題で、市は6日までに、精神科医などの専門的な知見の活用や包括的性教育の推進などを柱とした再発防止対策案をまとめた。再調査委員会が9月に出した提言を踏まえた。

 対策案では、いじめが疑われる際、市教育委員会の職員などが精神科医や警察官経験者らに意見を求められるようにする。生殖や人権まで幅広いテーマを含んだ包括的性教育も充実させる。

 このほか、性的ないじめや性暴力事案に対応するマニュアルの作成や、心理士を講師とした教職員研修を実施することも示した。来年度からの運用を予定している。

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