日米豪、島しょ防衛で演習 在沖海兵隊、初の本格参加

 陸上自衛隊と米、オーストラリア両軍による島しょ防衛をテーマにした共同指揮所演習「ヤマサクラ」の開始式が6日、陸自朝霞駐屯地であり、山根寿一陸上総隊司令官は「日米豪の絆の強さを内外に発信し、東アジアでの抑止力、対処力をより強固にすると確信している」と訓示した。

 演習は14日までで、主に朝霞駐屯地と健軍駐屯地で行われる。在沖縄米海兵隊部隊が初めて本格参加し、島しょ部への侵攻阻止や奪還といった水陸両用作戦の他、宇宙やサイバー空間など新領域での対応をシミュレーションする。

 陸自約5500人、米軍約1350人、オーストラリア軍約250人を動員。1982年の演習開始以降で最大規模となる。

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