マグロ漁業者21人に漁禁止処分 青森県、漁獲量の一部未報告で

 青森県大間産クロマグロの漁獲量の一部が報告されていなかった問題で、県は10日、漁業法に基づき、未報告だった漁業者21人の漁を禁止する「停泊命令」の行政処分をしたと明らかにした。関係者によると、期間は11月21日からの5日間で、既に終了した。

 県によると、2021年度にクロマグロ漁獲量92・2トンの未報告や報告期限違反があった。さらに20年度に89・1トン、19年度3・5トンの未報告も追加で判明。このうち漁業法改正後の21年度分について、行政処分の対象とした。

 クロマグロは資源回復のため国や地域ごとに漁獲枠が定められ、漁業者は県に漁獲量を報告する義務がある。

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