北朝鮮拉致で「子ども会議」 新潟と福井の3校、被害者見守る

 北朝鮮による拉致被害者の地元、新潟県柏崎市と同県佐渡市、福井県小浜市の3小学校が10日、拉致問題学習の取り組みをオンラインで発表し合う「子ども会議」を開いた。蓮池薫さん(67)と曽我ひとみさん(65)、地村保志さん(69)がそれぞれの学校で実際に参加し、見守った。

 柏崎市立北鯖石小の児童は、蓮池さんの講話などを通じて拉致が「重大な人権侵害」だと学んだと発表。チラシや動画を作って問題を広めたいと強調した。佐渡市立真野小の児童は、政府に早期の解決を求める署名を120人分集めたと報告し「家族や友達を大切にする」と宣言した。

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