辺野古軟弱地盤、年内くい打ちへ 大浦湾側の海底に7万本、難航も

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省が年内にも、辺野古大浦湾側の軟弱地盤改良工事に着手することが13日、関係者への取材で分かった。最深部は海面下約90メートルに達すると指摘される地盤に、砂を固めたくいなど約7万本を打ち込む。前例のない規模の作業であり、難航も予想される。

 関係者によると、作業船は既に県内の港に到着しており、近く大浦湾に移動する。地盤改良工事に着手する日程は、気象条件などによって遅れる可能性もある。

 防衛省沖縄防衛局は13日、辺野古沖サンゴの移植作業が8月から約3カ月中断したことに関し、移設計画の工期に影響しないと明らかにした。

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