陸自、与那国のオスプレイ撤収へ 10月損傷事故、台船で木更津に

 陸上自衛隊は19日、陸自与那国駐屯地(沖縄県与那国町)で10月に損傷事故を起こし、現地にとどまっていた輸送機V22オスプレイの撤収作業を始めた。台船で配備先の陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に運び、修理する。

 機体は午前11時25分ごろ、けん引車で与那国駐屯地を出発した。近くの漁港で台船に積載する。周辺の道路は一般車両の通行が規制された。

 事故機は日米共同統合演習に参加していた10月27日、離陸時に機体が左に大きく傾き、翼が地面と接触。陸自は11月、パイロットがエンジンの出力を上げるスイッチを押し忘れたことが原因とする調査結果を公表した。

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