保護施設で犬虐待、罰金30万円 団体代表の男、横浜地裁

 神奈川県藤沢市の動物保護施設で犬を虐待したとして、動物愛護法違反の罪に問われた保護団体「レスキュードアニマルネットワーク」(横浜市)と、代表河合弘被告(61)に横浜地裁は25日、求刑通りそれぞれ罰金30万円を言い渡した。

 世森ユキコ裁判官は判決理由で、矯正や訓練のためとして安易に不当な暴行を与え続けたと指摘。実際に問題行動があった犬もいたが「一方的に暴力を受ける犬らの姿は痛ましく、動物愛護の精神に反する」と述べた。

 河合被告は「虐待ではない」と起訴内容を否認していた。弁護人によると、即日控訴した。

 判決によると、2020~22年、施設で犬を棒で突くなど暴行を加えて虐待した。

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