静岡の部活事故で2億円賠償命令 元高校生徒が逆転勝訴、東京高裁

 静岡市の静岡学園高で2018年、体操部のつり輪の練習中に重傷を負ったのは学校側が安全配慮義務を怠ったためだとして、当時2年の元生徒(23)と両親が、同校を運営する学校法人新静岡学園に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は26日、生徒側の請求を棄却した一審判決を変更し、約2億2千万円の賠償を命じた。

 高裁判決は「30年ほどコーチ、監督経験のあった顧問教諭には重大な事故を予見することが可能で、補助者を配置していれば事故を防止することができた」として、安全配慮義務違反に当たると結論付けた。

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