新滑走路、3月20日に供用開始 福岡空港2本目、混雑緩和狙い
中野洋昌国土交通相は10日の記者会見で、新たに整備してきた福岡空港の2本目の滑走路を3月20日に供用開始すると明らかにした。混雑緩和や将来的な需要増に対応するのが狙いで「西日本の拠点空港として、さらに重要な役割を果たすことを期待する」と述べた。
国交省によると、新滑走路は全長2500メートルで、2015年度に整備に着手した。ただ既存滑走路との間隔が210メートルと狭く、2本同時に離着陸できないため、1時間当たりの発着枠は2回増の40回にとどまる。
中野氏は記者会見に先立ち、省内で福岡県の服部誠太郎知事らと面会し、3月20日の供用開始を伝えた。