那覇市で11日夜、性暴力の根絶を訴えるフラワーデモが開かれた。沖縄県では米兵による性的暴行事件が相次ぎ、8日にも不同意性交致傷容疑で海兵隊員が書類送検されている。「再発防止の取り組みが不十分」などとして、地元の反発は強まっている。デモに参加した県内の50代女性は「自分も性暴力を受けて苦しんだ。事件が繰り返され、悲しくてたまらない」と声を震わせた。
この日は小雨が降る中、市中心部の広場で40人余りの男女が色とりどりの花を手に集まった。「米兵による性暴力、許さない」と書かれたプラカードを掲げる人もいた。
県内では昨年6月、米兵による二つの性的暴行事件が判明した。