長野・軽井沢スキーバス事故9年 尾木直樹さん「本当に悔しい」

 長野県軽井沢町で大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負ったスキーバス転落事故から15日で9年となるのを前に、ゼミ生4人を亡くした法政大名誉教授の尾木直樹さんが13日、現場近くの「祈りの碑」に献花し「本当に悔しい。残念な思いでいっぱいです」と語った。

 祈りの碑と4人の写真に花を手向け、静かに手を合わせた尾木さんは、学友がそれぞれの道を歩んでいるのに4人の時間は止まってしまったと実感し「すごく辛くなった」と心情を明かした。

 運行会社の社長らに23年6月、長野地裁が実刑判決を出したことには「安全政策が一歩前進した。飛行機や船なども含めて、命を預かる重みを受け止めてほしい」と強調した。

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