1歳園児死亡で無罪確定、神奈川 横浜地検が控訴断念
神奈川県平塚市の保育園で2017年、預かり中に死亡した女児=当時(1)=への傷害致死罪に問われた保育士だった女性(49)を無罪とした横浜地裁の判決について、横浜地検は31日、控訴を断念したと明らかにした。控訴期限は30日で無罪が確定した。
地検の塩沢健一次席検事は「検討の結果、控訴しないこととした」とのコメントを出した。
16日の判決は、検察側の医師の証言は医学的根拠を欠いているとし、「傷害を生じさせた暴行の犯人であるとして有罪とする根拠はない」と判断した。
女性は17年4月27日、保育園で女児の後頭部を硬いものに複数回たたきつけて頭の骨を折るなどし、外傷性くも膜下出血で死亡させたとして起訴された。