熊本・益城の公共施設、復旧完了 地域共生センターの落成式で
2016年4月の熊本地震で震度7を2回観測した熊本県益城町で、公共複合施設「益城町地域共生センター」の落成式が22日、開かれた。センター完成で、町の公共施設の復旧工事は全て終了した。発電機やマンホールトイレを備え、災害時には対応の拠点となり、駐車場と広場を開放して約180台分の車中泊の避難者を受け入れる。
町役場仮設庁舎の跡地に建設され、延べ床面積約2200平方m。地震で損壊して解体された町公民館や、男女共同参画センターなど3施設の機能を集約している。4月から供用を始める。
熊本地震で益城町では直接死が20人、関連死は25人に上った。住宅の約6割に当たる6千棟以上が全半壊した。