2006年に東京都港区の区立住宅で都立高2年の市川大輔さん=当時(16)=が、シンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれて死亡した事故で、再発防止を誓う「安全の碑」が港区役所前に設置され、23日、除幕式が開かれた。
事故以降、悲劇を繰り返さないよう講演活動などをしている母正子さん(73)は「16歳の命に多くの人が寄り添い続けてくれたことが一つの形になった。これからもエレベーター利用者の安全のために訴え続けていきたい」と話した。
清家愛区長は「二度とこういう事故を起こしてはいけないという痛切な戒めだ」と述べた。