熊本市電、27日から全線運行 安全委、追突事故を現地調査
熊本市電の路面電車同士の追突事故で、運輸安全委員会の鉄道事故調査官は26日、熊本市中央区の現場を調査した。市交通局は27日始発から全線で運行を再開すると発表した。
25日午前8時半ごろ、「熊本城・市役所前」停留場に止まっていた車両に後続車両が追突した。交通局によると、停留場の約60メートル手前からレールに油が付着。安全委の調査官は26日、事故車両や油が付いていたレールを丹念に確認しながら調査を進めた。
交通局は、運転士が非常ブレーキも使ったが、事前の減速が不十分だったため、油で滑った可能性があるとしている。
事故により前方車両の運転士1人と、後続車両の乗客6人の計7人が負傷し搬送された。