災害備蓄拠点、全地域で決定 仙台市、沖縄・糸満市など
坂井学防災担当相は28日の記者会見で、全国7地域に新設する国の災害備蓄拠点のうち未定だった4地域について、東北は仙台市、中部は愛知県長久手市、近畿・中国は兵庫県三木市、沖縄は糸満市に整備すると明らかにした。全7地域で拠点が決まった。段ボールベッドや簡易トイレなどを備蓄する。
既に選定していた北海道、四国、九州の3地域のうち、九州の拠点は熊本県益城町のほか、福岡県須恵町にも置く。
国の災害備蓄拠点から、被災地の要請を待たずに送る「プッシュ型」での迅速支援を目指す。来年3月までに物資の納入を完了させる方針。坂井氏は「災害発生から3日後までに被災地に物資を届けたい」と述べた。